◆アイルランド　３−０　サウジアラビア　(6/11)

　ハイライト。おめでとう、アイルランド。強豪の影で地道な戦いでついに予選リーグを突破した。いやいや大したもんだな。
　アイルランドサポーターが横浜で勝利の美酒に酔いしれたようだが、あいにく仕事でほとんど見かけなかった。でも、新潟帰りに一緒にビールも飲んだし、楽しかったよ。韓国で頑張ってね。

◆ドイツ　２−０　カメルーン　(6/11)

　（ひどい！！！　その３）
　なんだこの審判は。イエローカードをなんだと思っているのか。荒れた試合とメディアは騒ぐが、実際はちっとも荒れちゃいなかった。荒れていたのは審判だけだ。
　故意のファウルにはすべてイエローが出された。この愚行には両チームの選手も監督も控えの審判も驚きを通り越して呆れるしかない。こんな審判は即刻追放だ。国の恥だ。審判団の恥だ。

　カメルーンには期待するところもあったが、今年のチームには勢いがなかった。エムボマはまったく冴えず、もう引退した方がいいんじゃないかと思わせるプレー。これでよくプレミアリーグにいられるな。そんなに足の調子が悪いのか？
　アフリカ勢の躍進も期待された今大会であったが、ふたを開ければナイジェリアもカメルーンも早々に敗退。思うにヨーロッパで働いているアフリカの選手に以前のような自由奔放なプレーがなくなった。かつては驚異的な身体能力を生かしたアフリカンパワーで世界を驚かした彼らも、足りないといわれていた組織力を付けたことによって逆に自由なプレーが消えてしまい、今じゃただの選手の集まりでしかない。面白みがまったくないチームに成り果てた感のあるアフリカ勢でした。（南アフリカにかつての面影が少し残っているかな）
　これじゃドイツに勝てるわけない。

◆カメルーン　１−０　サウジアラビア　(6/6)

　ハイライト。珍しくカメルーンが攻撃的だったそうな。大敗したサウジを見て早めにリードを奪って楽な試合にしようという魂胆だったようだが、意外に手強かったということか。
　一方のサウジはアジアカップの時と同じではないか。一度大敗しないと始まらないようだな。

　内容はわからないが、とにかく１勝できてエムボマもひと安心だな。これで最終戦はアイルランドが引き分けなら、ドイツとカメルーンは引き分けで充分だから、他会場のスコアを横目で見ながらのたるんだゲームになるかも。とても本気を出すようなチームには見えないんだよね。

◆ドイツ　１−１　アイルランド　（6/5)

　すっかりアイルランドびいきになってテレビ観戦。
　はっきり言ってこの試合の評価は難しい。というのもドイツの姿勢が読めないのだ。アイルランドが終始ペースを握ってボールをキープし積極的に攻撃を仕掛けるのに対し、ドイツは終始守備的でカウンター狙い。確かに初戦で勝点３を得た余裕もあるし、バラックの絶妙クロスでいとも簡単に先制した場面を見れば、本気を出せばいつでも点が取れるという底力もうかがえた。それにしてもこうもアイルランドの攻撃に対し受身を続けていては、いずれ同点弾を喰らうのは目に見えていたように思う。もっと早めに同点にされていれば、そこからまた反撃に出たかもしれないし、監督の指示があればいつでも点を取りに行く準備はあったかもしれない。しかし結果は最後の土壇場で同点にされて万事休す。この戦い方には疑問だらけだ。

　別にドイツの勝利を願っていたわけではない。僕は終始アイルランドの勝利を祈っていたのだが、ドイツがいつ本気になって怒涛の攻撃を仕掛けてくるのか心配でしょうがなかったのだ。前評判が高くないとはいえ、はたしてドイツの実力はこんなものなのか。
　ま、これが優勝を狙うチームの戦い方だよと言われればそれまでだけど。

　一方のアイルランドはよくやった。危ない場面も多くて次の失点は命取りになるところだったが、それにしてもよくパスをつないで攻撃を組み立て、強豪相手にけな気な闘いを貫き通した姿は感動的であった。さすがに予選でオランダを葬ったことだけのことはある。アイリッシュ魂を存分に見せてくれたいいゲームだった。
　ロスタイムの同点弾には本当に感激した。小さくても当たり負けしないロビー・キーンはまだ２１歳だっていうからすごいね。これで３戦目のサウジ戦に勝てば決勝トーナメント行きは固いぞ。
　その相手のサウジは初戦のミスをどう立て直してくるか注目である。

◆アイルランド　1-1　カメルーン　（6/1)

　生で観戦ですよ！　観戦レポートはこちらで

　あとで他の試合を見ると、この試合は実にのんびりと静かな試合だったように思う。立ち上がりから双方とも無理をせず、ゆっくりパスを回しながら様子を伺うといった展開になった。注目のエムボマといえば、足の負傷が気になるのかほとんど動かず、ときおりボールが回ってくると、トリッキーなプレーで観客を喜ばせるが、それ以外は何もしなかったという印象。
　彼の代わりにというか若いエトーが走り回って攻撃をリードしていた。そのエトーがついに個人技を発揮してゴールライン上でDFを抜き去り、最後はエムボマに託して先制を奪う。まさに狙っていた形だろう。
　対するアイルランドといえば、正直言って地味なチーム。スタンドの一角をグリーンに染めたサポーターの熱い応援がなければ同点に追いつくのは難しかっただろう。それでもDFのミスを拾ったホランドのシュートはここしかないというコースに飛び同点に追いつく。その後はほぼアイルランドペースで試合は進み、カメルーンのゴールポストを叩く惜しいシュートもあったが追加点は奪えず、双方なっとくのドローという結果で終わった。

◆ドイツ　８−０　サウジアラビア　(6/1)

　ニュース。新潟の帰りにその点差を聞いてビックリ。
　アジアではワールドカップ出場は常連であり、２年前のアジアカップ決勝で日本を苦しめたサウジがこんな内容だなんてちょっと信じられない。これはちょっとまずいですよ。同じアジア代表としてはとても悲しいことです。