（YamaMori コラム）
コラム、日記、雑文、エッセイ、愚痴、悪口、自画自賛、etc.
所詮、人類は地球を蝕む癌細胞にすぎぬ。
環境問題の究極の解決方法は人類滅亡なんですよ。
ネズミが大繁殖して周囲の食べ物を食い尽くしたときなど、自ら海に飛び込んで集団自殺みたいな行動を取ると言われているが、それもまた種族維持のための本能的な行動と考えられる。
地球上のすべての生物はその存在自体が地球環境の一部として組み込まれており、そこに何か異常が起きると自動的に環境を回復させるなんらかのシステムが作動して異常を取り除こうとするという考え方もある。
明らかに増えすぎた人類にとって、たわいない理由から互いに殺しあうという行動は本能的なものかもしれない。戦争は必然なのかも。
あるいは人類追放という選択もある。誰に追放されるのか知らないが、SF小説には人類が地球を脱出して太陽系以外の他の惑星に移住するというお話が随分ある。
勿論、それなりに科学技術が進歩してそういう宇宙旅行ができることが前提になるが、その動機となる理由は太陽が異変を起こすかどうかして地球が生存に適さなくなったためというわけで、決して人類が自ら進んで地球を去るというわけではない。
地球環境を守るために自ら身を引くほど人類は謙虚ではない。
以前、SFのネタとしてあるストーリーを思いついた。
核戦争の危機が叫ばれる時代、人類はついに大規模な核戦争を起こして滅亡した。ついでに地球上の生命も大半が絶滅した。
核の冬によって地球環境は破壊されたが、気候の回復にはそれほど時間がかからなかった。
同時に地球上には思いもかけぬほど早く新たな生命が多数誕生し、やがて人類以上に優れた知的生命体が出現して高度な文明を開花させ、地球はまた以前のように美しい姿を取り戻した。
その最大の原因は大量の放射能にあった。
そう。核戦争でばら撒かれた放射能により、生物の進化が劇的に促進されたのだ。
核戦争もそれほど悪いもんじゃなかったというオチ。
ところで、気候も生物も何もかもを含めて地球はひとつの生命体だという思想がある。
なるほどなあと思う。
でもそれって決して人類に優しいってわけじゃないってことも覚悟しておかなくちゃいかんよ。
地球の生態系に害を及ぼすものがあれば、それは必ず排除されるはずだから。
(08/1/2一部修正）